♪ スイス旅行記(2003.6) ♪

旅行前日〜の巻。
バイト。いつもより早めに帰らせてもらう。タツさんのお迎えの車に乗り込み、残りの買い物をすませ、駅に行く。新婚旅行のはじまり、はじまり〜!

新幹線で、新大阪まで…。車内にて、放送が入る。「浜松から乗車で関空までの切符を拾得しております…。」慌てて自分たちの切符を見ると、タツさんの切符が無かった。どうやら、自動改札で取り忘れたらしい。出発のはじまりから珍な出来事である。(笑)でも、拾ってもらっていて良かったね♪

新大阪からは、「はるか」に乗って関空へ…。
空港内にて”讃岐うどん”のお店で軽く夕食。タツさんは”かまたま”。私は”生醤油”で…。うまい!! 食後は空港内のスタバにて…。

空港近くのホテルに泊まり、明日に備えて、おやすみなさい…☆
Date: 2003/06/13(fri)・曇り

スイスへ出発〜の巻。

←チューリッヒで泊まった、空港近くのホテル。

朝起きたら、TVで、ラジオ?TV?体操をやっていた。もう第2だったけど…。体操をする。第2は久しぶりで、結構忘れてるな〜。

8:00JTBのカウンターにてチケットを受け取り、出発〜! 空港内で朝ご飯が食べられたので、待ち時間がそんなに長く感じられないな〜。よかった、よかった♪

飛行機は、ルフトハンザ・ドイツ航空。フランクフルトまで12時間の旅が始まった。長かったな〜。日本人の客室乗務員さんも4人いて、よかったな♪ フランクフルトから、トランジットでチューリッヒへ…。この待ち時間、国際電話(公衆電話)に挑戦するが、うまくいかず英語を話すオペレーターが出てしまう。あつ。は大慌てで受話器をタツさんに渡す。タツさん大奮闘して、何とか日本に電話ができたのだが、大汗もので喉が乾く。しか〜し、フランクフルトでは、ユーロ&マクルしか使う事ができなく、私たちの持っているスイスフランでは、飲み物も買えない。悲しい…。

チューリッヒまでは、1時間ほどで到着し、スイスの土地に一歩を踏み出す。
そこで、私たちは気付いた…。ツアーではないので、自分たちで動かないと、誰も連れて行ってくれないことを…。

とりあえず、空港前にいるタクシーに乗り込み、ホテルまで…。タクシー代を払うのに、始めてスイスフランを使う。ドキドキしました。また大汗。ホテルに着いてからは、時差もあって倒れる
ように眠りについたのでした…。おやすみなさい…☆
Date: 2003/06/14(sat)・曇り


チューリッヒ散策&ベルンへ移動〜の巻。
←フランスの新幹線TGVの車内で見つけたステッカー。携帯でお話しちゃダメバージョンと、デッキに行くと、携帯OKのカワイイステッカーでしたん♪

朝起きると、TVで「トム&ジェリー」をやっていた。外国で見慣れた映像が映ると、なんとも嬉しいものです。でも英語だったけど…。しかし、「トム&ジェリー」は言葉が分からなくてもおもしろいしね!!

さてさて出発。ライゼゲペック。駅に荷物をお願いすると、希望の駅まで荷物だけ運んでくれる…。(有料)なんて便利なシステムだろ〜。でっかいスーツケース2つをベルンの駅まで運んでもらうようお願いし、私たちは、チューリッヒの街を散策。しかし、スイスって国は日曜日はしっかりお休みする国で、食べ物屋さん以外のお店は、すべてお休み。

そんな訳で、ガイドブックに載っているカフェに行く。14世紀初めの建物だって!すごいぞ〜! 歩き疲れたので、アイスティーを頼む。これが濃くて美味しかった〜♪自家製ケーキも食べたんだけど、タツさんは「Very Very Sweet」と言われた”アプリコットタルト”みたいなヤツを頼んだところ、と〜〜〜ってもすっぱかった!!Sweetって、甘いのかと思ったけど、すっぱいってこと?で、私は、いちごのタルト。これは普通に美味しかったです♪

チューリッヒの駅にて、軽くポテトでも食べたいな…。と店に入る。ショーケースに大きな魚が置いてある店。そこでフライドポテトと温野菜を注文。すると、お姉さん「ノー フィッシュ?」と聞くので「Yes!」と答える。と、とたんに不機嫌に…。どうやら、この店「魚専門店」らしく、私たちは付け合わせだけ頼んだらしい。でも、知らないんだもん…。ごめんなさい…。でも、でも、このフライドポテトと温野菜は、美味しかったよ〜!

そして、いよいよベルンの街に出発。ベルンの街も、やっぱりいろんなお店が休みだった。ブラブラ散歩をしていると、ある公園に出た。すると、若者が10人程で”アカペラ”を歌っている!な〜んと、こんな所で”アカペラ”に出会うとは!しかも、10人の大所帯でも、ハーモニー、リズムもバッチリである。歌い終った彼等は、どうやらCDを売っているようだ。興味津々で近付いて、CDを購入。アマチュアというが 、実に立派なCDだった。タツさんが英語にて、彼等とお話をしている。英語の話せない私はコミュニケーションが取れない…。実に悲しいお話である。(大泣)スイスの若者は、母国語&英語はほぼバッチリらし。彼等は、学生&社会人の10人のグループだった。彼等と写真を撮って別れる。嬉しいハプニングだったな♪
そのアカペラグループのHP:mais&more

ホテルに入り、暑かったので冷房を探す。が、どこにも見当たらない。タツさんがフロントに聞きに行ってくれた。…が、帰ってきたタツさんの手には「扇風機」が!!どうやら、ここのホテル、どの部屋にも冷房は付いていないらしい。ので、部屋を変えても一緒。ひとつだけ解決策としては、これ。と、扇風機を渡されたらしい。これには大笑いだった。「☆☆☆☆ホテル」と聞いていたんだけど…?!

夕食は、パスタ。トマト&ガーリック&バジルのスパゲティと、ゴルゴンゾーラのペンネ。さすがスイス。ゴルゴンゾーラ美味しい〜!!日本で食べるゴルゴンゾーラより、ぜんぜん臭みがなかった。しかも、イタリアが近いので、美味しいパスタが食べられるらしい。嬉しい♪

スイスの夜は、日没が夜9:30でビックリ!あ〜、夜の感覚が狂ってしまう〜! でも、日が落ちたら(日陰とか)風が涼しくて、湿気がなくて、気持ちイイ〜♪ 日本でクーラーの中で生活してたから、ここでは自然の風や扇風機で過ごすのが、イイかも!
Date: 2003/06/15(sun)・晴れ


ヨーデル体験〜の巻。

←ヨーデルの先生。Mrs.CHRISTINE LAUTERBURG

今日は、ヨーデルの体験レッスンを受ける日。待ち合わせに合わせて出かける。ランチは、マクドナルド。スイスの街にもあちこちに見かけるので、日本との違いが気になって、待ち合わせ場所の目の前のマックで食べる事にする。日本のハンバーガーと比べて、ハンバーグが分厚くずっしりしていた。名前も「チーズロイヤル」とか言って、豪華っぽい。でも高かった…。スイスの物価は、日本と同じか…もしくは少し高い感じ。「スーパープライスセット」も2人分で、¥2000弱だったし〜。

通訳さんとの、待ち合わせ。街のまん中にある大きな時計塔。
昨日、ベルンの街を日本人の団体観光客を引き連れてガイドをしていた、けっこう強烈なおばちゃんがいた。待ち合わせ場所には、そのおばちゃんがいた。もしや…と思ったら、やっぱり、その強烈なおばちゃんが通訳の”しのぶさん”だった!! 勝手ではございますが、私たちは”しのぶさん”をいろいろ想像していまして、ちょっと…違ったかな?!みたいな…。(^^; まあ、無事にしのぶさんとも出会えて、先生もその場所に来てくださって、そのままレッスン会場となる「先生の友達の家」に案内された。
下町の…きっと、こんな出会いでもなければ、絶対行かなそうな所に案内され、普通にスイスの人が暮らしている家に入る。これだけでも、貴重な体験かも!!

レッスン開始。まず呼吸法。よく合唱の練習でやってたみたいな感じでした。で、発声。同じ音で長〜く声を出す。だいたい身体が暖まってきたら、今度は高い音を出してみることに。これはソプラノの私にとっては得意分野だし、ヴォイトレでもやってるし、気持ち良く出してみたら「声楽やってるの?」と先生ちょっと驚いた様子。まったく歌をやったことが無い人たちだと思っていたようで…。タツさんも、男声にしてはファルセットの高い良い声が出ている…。って、先生驚いてたね〜。

それから、ヨーデルの本番。まず、日本語の曲が出てくる。昔の曲「ゴンドラの唄」。先生のお兄さんの奥さんが日本人だそうで、日本語の曲も先生は歌っている。
その後、歌詞のないヨーデルを歌う。先生の歌を耳で聴いて同じように歌う。楽しい♪それ から、ドイツ語なんだけど、ベルン地方の方言だという歌詞の曲に挑戦。同じように耳コピして歌う。どうやら先生、タツさんの音感が良い事をすぐに分かったらしく(2人共って言ってくれたけど、私も入ってるかな?!)、低音部分の指導を始めた。2声で歌おうってことらしい。タツさんにとってハモルことは得意分野なので、あっと言う間にハモリのヨーデル完成。(歌詞は全然わかりませんが、初回なので別に良い。と言われる。)
1回聴いただけで歌ってしまったタツさんにえらく感動し、先生、とっても楽しそう♪私は先生と一緒にメロディ部分を歌い、タツさんがハモって、楽しい2声のヨーデルが完成したのでありました。

それから、もう一曲、今度はまた違ったヨーデルを歌い、2時間のレッスンは終了。本当に歌う事が楽しくて、自然に笑顔で歌ってしまう。それを見た先生も楽しそうで、その先生を見た私たちも、もっともっと楽しくて…。ヨーデルは、歌っている人も、聴いている人も、楽しくさせてしまう。そんな音楽なのですね。自分が歌う事ができたのも嬉しかったけど、プロのヨーデルを生で、しかもかなり至近距離で聴けたことも貴重な体験でした。私たちが新婚旅行だと知った先生は、10年ごとにレッスンに来て、一曲ずつ覚えて行ったら?と言ってくれた。ヘへヘ…。しかし、この先生。細い身体なのに、すごい声量でビックリ!さすがプロですね〜!

レッスン終了後、しのぶさんとお茶をする。しのぶさんにスイスのあれこれを質問。どうやら、スイスのホテル、オフィス、家には冷房は無いらしいことが発覚。今年は異常気象でかなり暑く、普段なら冷房などなくても過ごせるらしい。そのかわり、暖房はバッチリ完備されているそうだけど…。じゃあ、4つ星ホテルでも冷房が無い訳だ!
それに、スイスでは日曜日にはしっかり休み、昼休みも12:00〜2時間しっかり取る事。子供も大人も昼には家に一旦帰り、家族揃って食事をすること。残業などはほとんどなく、時間になったら家に帰ること。残業になっても、かならず振休がとれること。
洗濯は3週間に一度でもよい。湿気がないから臭くならないし、干せばすぐ乾くし、朝食、夕食は、パン、チーズ、ハムだけで良い。などなど…。いろいろ聞かせてもらった。しのぶさん、スイス人の旦那さんがスイスに帰るとき「家事が楽だから…」って付いて来たのよ〜。と言っていた。本当に楽そうだ… と思った。(^^;

それから、しのぶさんに、スイスのお勧め観光地を聞き別れた。強烈なおばちゃんだったけど、おもしろくて良い人だった。ガイド&通訳を楽しそうにやっている、強烈なおばちゃんに出会えて、楽しかったです♪
Date: 2003/06/16(mon)・晴れ


遊覧船に乗る〜の巻。

←この遊覧船に乗りました♪

昨日のしのぶさんに教えてもらった、トゥーン湖に遊覧船に乗りに行く。

ベルンの駅。タツさんが両替えしている間に、電車のホーム見といてね!と言われ、張り切って時刻表を見る。5番ホームだよ!と、呑気に5番ホームで電車を待っていた。写真なんか撮っちゃったりして!
すると、到着した電車から、な〜んと、しのぶさんが降りてきた!こんな偶然にビックリ!「どこ行くの?」と聞くしのぶさんに「トゥ−ン湖です!」と言うと、「これ、ジュネーブ行きの電車だよ?!」と…。それでも意味がわからず…。すると、大慌てでしのぶさんが時刻表を見に行ってくれて、「1番ホームの電車だよ!!」と…。なんと!間違えておった!残り時間あと2分の乗り換え。慌ただしくしのぶさんと別れ、大急ぎで電車に乗る。いや〜、しのぶさんに会わなかったら、どこ行っちゃってたんでしょ〜ね〜?!危ない、危ない。まったく、役に立たない私である…。

トゥ−ン駅着。昨日から、タツさんの体調が良くない。風邪っぽいらしい。遊覧船の時間まで時間があったので、駅前の薬屋さんに立ち寄る。風邪薬は持ってきていなかったので。すると、なんとも親切な薬屋さんで、とっても親切に薬の説明をしてくれた。イイ薬屋さんでした♪

遊覧船出発。風を切りながら走る遊覧船。気持ちイイ〜!遠くには洋風の城のような建物が見えたり、雄大な山々に囲まれ…。この湖はリゾート地らしく、湖では大勢の人たちがバカンスを楽しむように、泳いでいた!!

デッキでのんびりしていると、アイスクリームを売りに来た。このアイスクリーム。むちゃくちゃ美味しかったです。バニラにパッションフルーツのコーティングがしてあるんだけど、うまかった〜!その後、船の中でランチを食べる。本日のランチプレート。ポークソテーマッシュルームクリームソース&ヌードル。サラダがついてた。ポークはあんまり得意じゃない私にも、美味しく食べれました♪うふっ♪

帰りは、電車に乗って湖のほとりを帰ってきました。
その頃には、タツさんかなり体調最悪。私はポークで胃がもたれ、「お茶漬け食べたい…」と言い始める。持って行った「都こんぶ」がせめてもの救い…。(^^;

そうそう。この日、サンダルを求めて商店街を散策。ワゴンセールのサンダルをゲットしたんだけど、ワゴンの中には、片方しか入ってなくて、お店の人にもう1つもらって買うんだけど、そこで、毎度毎度タツさんに英語では頼りっぱなしの私を、崖から突き落とす?ライオンの親?のように、ひとりでお買い物させられた。ドキドキ…。ジェスチャーも交えて、何とか成功。は〜。よかった、よかった???
Date: 2003/06/17(tue)・晴れ


オ・ペ・ラ・♪〜の巻。

←スイスとドイツの国境の橋。

今日の夜は、オペラ鑑賞。以前より、「海外で着物を着て、オペラを観に行きたい。」と思っていた。こんなに早く、実践出来る日が来るとは思っていなかったので、着付けなんてやったことない私は、旅行前、無理を承知で特訓してもらった。その本番の日である。

とりあえず、オペラの会場がある街へ移動。タツさんの体調はまだ良くならず、移動もしんどそうで心配。泊まるホテルは、オペラを観るバーゼルの街から少し離れたラインフェルデン。ライン川のほとりで、ホテルの前に架かっている橋は、スイスとドイツの国境だって!まあ、国境見るのって、初めて♪

しかし、pm3:00ともなると、ちゃんとお休みするこの国は、ランチとディナーの間はお休みで、ランチを食いっぱぐれてしまった。(大泣)田舎街なので、お店のおばちゃんはドイツ語しか通じなくて、英語が出来そうなお姉ちゃんを連れてきてくれて、何とか軽食にありつけた。満腹ではないが、良しとしよう。でも、このお姉ちゃん。お店のお客さんじゃん!(笑)

時間も押し迫ってきたので、着物に着替えタイム!がっ!よりによって、このホテルには全身を映す鏡が無かった!着付け超初心者の私にとって、どれだけ鏡が必要なことか…。(涙)もお、ここまで来たら、やるしかない!!開き直った私は、特訓を思い出しながら着て行く。やっぱり、このホテルにも冷房は無く、もお〜!暑くて暑くて…。見にくい裾などは、タツさんに見てもらって、帯の後ろ姿などはデジカメで撮ってもらって確認して、なんと1時間30分もかけて着物を着た。

何事も無かったように、澄ました顔して出掛けてみた。さすがにスイスの田舎街に着物を着た日本人がてくてく歩いている姿は、かなり珍しいらしく、ジロジロ視線を感じながらオペラハウスまで出掛ける。

オペラの劇場は、想像していた感じより、ずいぶんラフな感じで、市民ホールといった感じ?ドイツ語で書いてあるプログラムを購入。おお〜。「Tetsuro Ban」の文字が♪大きな拍手の中、阪さんが入場。私の席からは、目から上だけが見えた。オペラが始まった。DVDで予習していったオペラとは、まるで違う、幻想的なセットでその中に引き込まれて行く。初めて 観るオペラは、感動の連続だった。オペラはフランス語。字幕はドイツ語と、言葉はまるで分からなかったけど、生のオペラは、それはそれは見応えのあるものでした。

オペラ終了後は、なんと、日本人ピアニストのお二人のおかげで、阪さんにお会いすることができた。
まず、阪さんにお会いすると「あら、お美しいお着物。いつもと違いますね〜。」と言われる。どうやら、覚えてもらっているみたい?「今日は、旅行も兼ねて?」と聞かれたので、「新婚旅行です。」と答えると、「でしょ?もお、先に紹介してくれなくっちゃ〜!!」とタツさんの方を見て言われてしまった。っていうか、阪さん、とってもフレンドリーなんですけど?!(^^;
スイスのいろんなお話をして、最後に「フロイデ合唱団の皆さんに、よろしくお伝えください。」とも言って下さって、楽屋を後にする。
まさか、海外で阪さんにお会いできるとは…。感動です。
指揮者の阪哲朗氏HP

感動を噛み締める暇もなく、最終電車の時間が迫っていたので、大急ぎで駅に向かう。昼間、まともな食事をしていなかったので、お腹が空いていた私たちは、駅前の何とか開いていた「マクドナルド」に駆け込む。着物とスーツ姿でマックとは、きっと、かなり奇妙な日本人だったことでしょう。
中に入ると、数人のお姉ちゃんたちに、「Oh~! Japanese KIMONO!!」と叫ばれる。えへっ♪

かなり空腹の私たちにとって、食べ慣れたマックのポテト。こんなに美味しいと思ったことは無いかも?!

無事ホテルに到着し、「着物が着れるか心配…」と言っていたおばあちゃんに報告の国際電話をして、ホッと一息、おやすみなさい…☆

あっ、そうそう。着付けの出来映えなんですが、スイス人には分からない程度だと思いますけど、なんとか着物?!と言う感じ?!脱げなかったし。(^^; 先生に見せたら、ダメ出しだらけ…だと思いますけどね。あ〜、写真を見せるのが恐い。(^^;
Date: 2003/06/18(wed)・晴れ


ハイジの村へ…の巻。
←ハイジの絵のついたバス。

朝、目が覚めたら、身体がだるくて起きられなかった。タツさんは、すっかり治ったらしく、元気に朝ご飯を食べに行ってしまった。もしや、タツさんの風邪がうつったとか?!

今日は、ハイジの村「マイエンフェルト」へ移動。ほんと、スイスの鉄道ってば乗心地は抜群で、電車の中でグッタリする。駅で食べたピザは、とっても美味しかった♪野菜がたっぷり入っていた♪

マイエンフェルトの駅に着いて、タツさんがホテルまでの行き方を探してくれていた。タクシーもいなければ、バスもよく分からない。都市で見かけた路面電車など、この村にはまったく無いし!すると!TVでお馴染みの『ハイジ』や『ペーター』の絵がついたバスがやって来た!運転手のおじさんは、まるでハイジのおじいさんのよう。(笑)←偶然だと思うけど。きっと、日本人観光客が多いのね。(^^; そのバスは、ホテルまで連れて行ってくれる…ということで、バスに乗る。

駅から10分弱、ずいぶん山の方まで坂道を昇ったところに、カワイイ建物のホテルがあった。「2Fです。」と言われるが、エレベーターは無い。部屋に入ると、TVも無い。ドライヤーも無い。窓からは信じられないくらい、涼しい風が入って来て、ハイジの村にやってきた…という実感が。部屋の窓から見える景色は、アルプスそのもの。感動〜。

部屋でのんびりした後、そのホテルのレストランで食事をする。外にあるテーブルは景色も良いし、風が気持ちイイ〜♪ミックスサラダ、コンソメスープ(卵入)、トマトソースのスパゲティ。ソーセージオニオンソース&ハッシュポテト。こ〜れが、むっちゃ美味しかった!!! ちょっぴり風邪気味の私には、コンソメスープが染み込みました。

このレストランのお姉ちゃんが、明るくて、陽気で、可愛くて、タツさんのお気に入り?だった?みたい?へへへ…。
Date: 2003/06/19(thu)・晴れ


ハイキング?〜の巻。
←ハイジの村。マイエンフェルト。

朝起きて、私の身体に異変が…。とんでもないことが起きていた。なんと!鼻がつまって臭いが分からない!(大泣) 朝ご飯を食べに行っても、コーヒーの香りも分からない。臭いが分からないと言うことは、味がよく分からないのだ!!悲しすぎる…。

気を取り直して(?)ハイキングに出掛ける。本当は、4時間30分ほどかかるハイキングコースを歩く予定だったんだけど、二人とも体調不良のため、1時間コースにしよう!と出掛ける。

まず、ハイジの家に向かっててくてく歩く。そこで、大勢の日本人のツアーの団体に出逢う。ウワサ通り、観光地なのね。

ハイジの家は、まさにTVアニメで見たようで…、楽しいお家でした。家の周りには、柵の中にはヤギがいたり、ニワトリが放し飼いになっていたり、ネコが寝っころがっていたり、のんびりと時間が流れ、冷た〜い湧き水が流れ…。結局、ちょっと歩いては木陰で休んだり、草原に寝っころがったり、ハイキング…というよりは、散歩だったかしらね?!(^^;

ホテルのレストランが美味しかったので、ランチもレストランで…。『ハイジのお気に入り』というメニューがあったので、食べてみた。ヤギのチーズがとろけているらしい、トマトソースのラビオリでした。しかし、いまいち味が完璧に分からないのが、悲しいです。タツさんの食べたのは、アルプスのマカロニ?とかって、クリームソースのペンネでしたね。

そうそう、このレストラン。日本人観光客が多いらしく、日本語のメニューがあるのです。久しぶりに見た日本語は、ちょっとホッとしましたね。(^^;

夜食べた、ビックプレートサラダ(メロン付)は、ほんと〜にビックでした!食べ終わった時には、もお、お腹がいっぱいで…。外のテーブルで食事をしていたんだけど、どこからともなく音楽が聴こえる。その音楽の聴こえる方に歩いて行ってみた。ホテルのとなりの建物の敷地内に入って行くと、人がいた。「ここはどこですか?」と訪ねてしまった。突然表れた変なことを言う日本人に驚いた様子の女性。どうやら、そこは普通の一般家庭の家だったらしい。ずいぶん大きな家に、大きな庭(?)だ!聴こえて来る音楽の正体を聞いてみると、その 先でBirthdyPartyが行われているらしい。それも一般家庭で…だろうか???他に、そんな施設など見当たらないし。どうも生のトランペットとか聴こえるぞ!!すごいパーティだな〜。日本じゃ、近所迷惑とかで文句言う人がいるんだろ〜ね!それくらい、よく聴こえてくる。

食事が終わって、部屋に帰っても、夜遅くまで、その音楽は聴こえていた。何となく、そんな風に生活している人たちが、ちょっと羨ましかったりして…。
Date: 2003/06/20(fri)・晴れ


氷河特急にて、小さな出会い〜の巻。

←氷河特急で出逢った、女の子♪

朝、鼻は治っていました。(^^; コーヒーの香りってステキ。いつものパン、チーズもしっかり臭う!よかった〜!

と言うのも、今日は『氷河特急』に乗る日。この列車には食堂車が付いていて、人気があるので、予約はお早めに…ってことで、日本で予約していったのだ!だから、おいしくお食事したかったので…。

クールと言う駅まで行く。乗り換えに時間があったので、ホームにいると、ここの公衆電話、電話のとなりにキーボードが付いていて、メールが送れるしくみになっている。タツさん、早速試してみると、何とも簡単にしかも思ったより安くメールが送れる。ので、私も妹の携帯に送ってみた。無事に届いたかしらん?

氷河特急が到着し、いよいよ5時間30分ほどの列車の旅が始まった。この列車、大きな窓が天井まで続いていて、車内がとっても明るい。スイスの絶景の中を走り始めた。

走り始めて、少しすると食堂車の予約時間がやってきた。ワクワク♪まず飲み物がきて、サラダがきて、大きなお皿がやってきた。そして、大きなバットを持ったお姉さん(?)たちが、お料理をお皿に配ってくれる。まず、グリンピースと人参のソテー。そして、ニョッキ。それから、仔牛の細切りソテーマッシュルームソースがけ。おいしそ〜。一通り配り終わると、「もう少しどう?」と配りにくる。「結構です。」と断る間もなく、どんどんお皿に入れてくれちゃうので、あっという間に山盛りになってしまった。(^^; でも、ウワサ通り美味しかったっす!デザートも付いていて、アップルパイって書いてあったけど、リンゴのケーキみただったです!

この時、となりに座ったファミリーに写真を撮ってもらうようお願いした。ちょうど、駅に着いたところで、私たちのバックは駅のコンクリートの壁だった。
反対側のファミリーが座っている方のバックは、キレイな山々だったので、その方たちは、席を立って、私たちに座らせてくれて、写真を撮ってくれた。とても親切なファミリー。嬉しかった。

旅行に出る前、ネットで見たある旅行記に「折り紙を持って行って、鶴を折ってあげたら、とても喜ばれた。」というモノを見ていたので、私も千代紙を持って行って いた。そこで、それを取り出し、お礼に鶴を折ってプレゼントした。とても喜んでもらえた♪そのファミリーの中に、小さな女の子がいて、とても興味津々に鶴を見ていた。そこで、大急ぎでもう1つその場で折ってみた。外国の方には、とても珍しい光景なのだろうか?みんなの視線に緊張してしまった。(^^; 鶴をプレゼントすると、と〜っても喜んでくれて、「Merci♪」と、ホッペにチューしてくれた〜!!!(嬉)

それから席に戻り、氷河特急は、それは素晴らしい景色の中を走って行った。もお、言葉には表せないくらい素晴らしい景色だったので、書けません。(^^; この氷河特急は、本当にお勧め!スイスに行ったら、絶対乗るべき!!まさに、世界の車窓から…ですね!その間、千代紙で鶴を折ったり、紙風船を折ったりして遊んでいた。そして、折ったモノを、さっきの女の子にあげた。

すると、しばらくして、女の子と、女の子と同じくらいの年かな?男の子がやってきて、画用紙に山や、花を書いた絵をプレゼントしてくれた。それから、女の子が、毛糸で作ったネックレス…と言って、私の首に付けてくれた。何だか、とっても嬉しい出来事だった♪小さな、小さな国際交流?!

列車は、ツェルマットに到着。マッターホルンの街です。マッターホルンを見るためには、3泊することをお勧めします…と、ガイドブックに書いてあったけど、私たちは1泊。マッターホルンが見れるかどうか、とても心配だった。が、雄大にそびえ立つマッターホルンに出迎えられた。雲ひとつない、最高の姿だった。

夜な夜な、マッターホルンを眺めながら、食事に出掛ける。『ラクレット』というスイス料理。溶かしたチーズに、茹でたジャガイモなどの温野菜をつけて食べる。も〜〜〜〜!!!美味しすぎ!!!!(嬉泣)チーズが最高に美味しかった!幸せを噛み締めながら、まだ明るい夜の道をホテルに向かって歩くと、まだまだ雄大なマッターホルンは健在でした。明日は、もっと近くに登っていくぞ〜!!
Date: 2003/06/21(sat)・晴れ


マッターホルンだ〜!の巻。
←雲ひとつ無い、青空の中のマッターホルン。

マッターホルンの近くのゴルナーグラートまで、登山鉄道が出ている。早起きして行った方が良いと聞いていたので、なんとかガンバって起きて出掛ける。

しかし、スイスに来てから、ずっと天気がイイ!タツさんは「あつ。の執念はすごいな〜!」と言ったけど、「日頃の行いが良い…」とか言ってくれません???

と…言うのも、マッターホルンが絶景ではありませんか!真っ青な空に、雲ひとつないなんて、こんな素晴らしいマッターホルンに出会えるとは!!
登山鉄道に乗って、急斜面を登って行く。通訳のしのぶさんから、この列車に乗る時は、進行方向右側に乗った方が良い。と言われていた。右側は、マッターホルンが見える方向。展望台のゴルナーグラートの駅まで、いろんな角度で、マッターホルンが見ることができました。写真撮りまくる私…。

駅に到着すると、少し高い所に展望台があり、そこでは360度マッターホルンを初めとする、アルプスの山々が見えるのです!その景色の素晴らしさったら、言葉で表せないので、書けません。(^^; 

気温も10度と、寒かったのですが、日差しは強く、しばらく歩いていると暑くなってくるくらい…。時間に余裕があって、体調万全だったら、一駅分ハイキングしたかったんだけど…。結構いましたね、ハイキングをする人たち…。気持ち良さそうだったかも!!

ゴルナーグラートを後にし、ツェルマットに戻ってお買い物。途中、アイスクリームのお店を発見!ワッフルの部分を、その場で焼いているので、とってもイイ香り♪さっそく購入。ワッフルがパリパリで、バニラは濃いし、おいし〜♪

明日は、もう朝から空港に移動の日。なので、昼過ぎには、ジュネーブに移動しなくてはいけない。雄大なマッターホルンを後にし、ジュネーブに向かった。

ジュネーブの近くに来ると、大きな湖『レマン湖』のほとりを列車が走る。湖の向こう岸はフランスなんだよね〜。本当に、スイスは、都市によってまるで違う風景を持っている。それに、ここまで来たら、すっかりフランス語の案内だし…。せっかくドイツ語の音に慣れてきたと思ったら…。(^^;

空港近くのホテ ルに宿泊。ホテルのレストランで食事をする。
パスタとスープを頼む。本日のスープは「マッシュルームクリームスープ」。私が先に食べた。美味しい♪タツさんは、もう1つ頼んだコンソメスープ。パスタが入っていて美味しかった♪お互い、半分ずつ食べた頃交換した。タツさんがクリームスープを一口食べたか?どうか?!と言う時に、お店の人がやって来て、「アスパラのクリームスープ」だと言う!交換のため持って行かれてしまった。半分も食べたのに、私はぜんぜん気づきませんでした。(^^; 確かに、緑の何かが浮いていたので、何かな?とは思ったんだけど…。へへ。

私は、ジェノベーゼ。タツさんはボロネーゼ。どちらも美味しく、楽しいスイス最後の夜でした♪
Date: 2003/06/22(sun)・晴れ


スイスよ、さようなら〜の巻。

←飛行機の中で出会った、マークさん。

今日は、朝からジュネーブ空港へ移動。楽しかったスイス旅行も、もう終わり。悲しいけれど…。途中、気候が変わって体調を崩したりしたけれど、本当に良い所で、楽しい旅行だったな〜。

ジュネーブ空港からフランクフルトまでの飛行機。となりに座ったスイス人のマークさん。なんと、10年前、1年間大阪で仕事をしていたらしく、日本語が話せる人だった。片言だけど、10年前とは思えないほど、よく日本語を話せる方だった。飛行機に乗っている時間、ほとんどマークさんと、3人で話をしていた。マークさんも、私たちと話をして、忘れていた日本語も、少しずつ思い出してるみたいに…。それに、自分の名前をカタカナで書いたりとか、日本語を書くこともできるなんて、すごいな〜!

しかし、おもろいスイス人だった〜!そういえば、スイスって、お酒やたばこの自販機がなかった。それで、マークさんは、コインを入れてビールが出て来る自動販売機大好き♪と、日本語で言っていた。(笑)最後に記念に写真を撮って、マークさんと別れた。フランクフルトから、フィラデルフィアに仕事に行くって言ってたマークさん。また、どこかで会えるとイイな♪

フランクフルトでの待ち時間。行きのフランクフルトで、公衆電話で苦労したので、リベンジ!今回はバッチリ!

フランクフルトから関空までの12時間。飛行機に乗ると、となりになる女性の方に「長旅、どうぞよろしくね!」と言われる。いろいろ話をしていたら、なんと、その方、京都の女声合唱団の指導&指揮をやってらっしゃる方だった。今回、南ドイツの都市にある、古い教会にて、地元のオーケストラと、その女声合唱団との共演があり、演奏旅行に来ていた帰り…とのこと。歌った曲も、私も以前に歌ったことがあった曲だったりして、すっかり盛り上がってしまった。

それから、私たちの旅行の行程を話しているとき、指揮者の阪さんのオペラの話しになった。阪さんは京都の出身だし、よくご存知なんじゃないかと思って!すると、その方!阪さんのことは、もちろん知っているとのこと!しかも、娘さんが、阪さんと同じ京都芸大出身で、しかも、その方のお友達の息子さんと、阪さんの妹さんがご結婚されたとか で、阪さんのお母様まで、よ〜く知っていると…。う〜む。世の中って狭いかも!!!すっかり、阪さんの話で盛り上がる。

中々、阪さんを知っている…と言う人に出会うのも珍しいことなのに、偶然、飛行機で隣になった方と、こんなにいろいろお話できるなんて…。嬉しい♪

そんなこんなで、あっという間に関空に着いてしまった気がする!!

今回の旅行。いろいろな出会いがあった旅行だったな〜。最後に、ステキな音楽の先生に出会って、素晴らしい旅行の最後だったと思う。

関空に着いたら、梅雨まっただなか!!現実に戻った気がします。
さあ〜!岡山に向かって出発だ〜!
Date: 2003/06/23(mon)・晴れ